沼津市政を市民の手に―民主主義を取り戻す

現在の沼津市は市民が住んでいてよかったと思える町、これからも住み続けたいという希望を持てる町、多くの人が沼津に移り住んでみたいと思える町になっているでしょうか。必ずしもそうはなっていないことは、年々顕著に減少を続ける沼津市の人口の変化が示しています。沼津市では観光・産業の振興策や子育て支援など様々な施策を実施してきていますが、それらが大きな効果を上げているとは思えません。また、様々な事業が継続あるいは計画されていますが、鉄道高架化事業やごみ処理施設の建て替えなどには多くの批判が上がっています。そのような事業には当然多額の予算が必要ですが、沼津市の市債残高は10年程度先まで増え続けることが予測されています。市債残高(つまり借金)はその後減少に転じると見込まれていますが、人口減少が加速すれば予測通りに減少することはおぼつかなくなります。その一方で、市長や議員などの特別職の給与の増額は、市議会で圧倒的多数の賛成で可決されてしまっています。

現在の沼津市政に住民の声が正しく反映されていると思う市民は多くはないように思えます。投票率が40%台の市長選挙や市議会議員選挙は、市政に対する市民の関心の低さが反映されています。なぜ市政に対する関心が低いのか。その大きな理由の一つは、投票しても市政が大きく変わることはない、市民の意見が市政に反映することはあまりない。そう思う市民が多いからではないでしょうか。また、行政を監視すべき沼津市議会も、その役割を果たしているとはとても言えない状況です。言い換えれば、現在の沼津市では民主主義が疎かにされているのです。

このような状況を変えて沼津市は市民にとって住みやすい町、住み続けたい町だと思えるようにするためには、市政に市民の声を反映させることが不可欠です。しかし、それを待っていても市民にとって望ましい市政が実現されることは期待できないでしょう。市民が声を上げずに黙っていれば、それは現在の市政を100%認めることになります。市政に市民の声を反映させるためには、市民が声を上げること、つまり市政を厳しく監視し行政や議会に意見を届けることが必要です。

このサイトは、市政に対する中立的な立場からの批判意見や様々な市民の声を掲載することで市民の関心を高めると共に、それが市当局や議会に届くことで市政がより良く変わっていくことを願って開設しました。